ブログ書くの久々すぎて
管理画面のインターフェイス変わり過ぎでびっくりです
また犬神家熱が上がってます
定期的に来るなこれ
そんなわけでこれまで見たバージョンの簡易まとめ
原作
映画(1976)→映画(2006)→原作に本格着手という順
ただし、子供の頃母の蔵書をちらっと読んだ事はあり
映画との決定的な違いは、佐兵衛に対する印象
映画では狡猾な面ばかり強調されてる印象だけど
原作では実はある女性に一途で、彼女に対する情が深かったあまりに
後の悲劇に繋がったと言う印象
1976年映画 (旧市川版)
子供の頃見てとても印象に残って、DVD買って改めて嵌った
犬神家という作品自体に嵌るきっかけ
映像にするにあたって、よりおどろおどろしくオカルト色強めの演出
原作と違う点
・犬神製薬
・菊乃の生まれ、その後に関する言及がない、というかもう死んでる設定
・佐清による珠世殺害未遂が逢引シーンに変更(これは英断)
・金田一先生による華麗なるスキー追走劇がない
・松子の犬神崇拝
・静馬が真っ黒
2006年映画 (旧市川版)
ずばり1976版のセルフリメイク
1976版より秀でた面があまり思い当たらない…
富司純子と尾上菊乃助の親子競演は良かった、かもしれないが
この親子を立てるなら珠世はもっと華奢な人にした方が良かったのでは
佐武を演じていた葛山さんは男前すぎて違和感
ドラマ版(古谷一行シリーズ)
個人的に小夜子は東京育ちなので
お嬢様とはいえ垢抜けてるモダガっぽいイメージを持っていたので
初めて自分の中での小夜子像がほぼイメージ通りに映像になってるなと感じた
母の着物にほおずりする佐清さんにはドン引きだああああ
珠世はもうちょっとどうにかならんかったのかと;
京マチ子の松子奥様はかっこ良かった、けど松子にしては色気ありすぎかもしれない
ドラマ版(稲垣シリーズ)
原作:市川版犬神家 って感じ
稲垣版の最大の見どころは、ほぼ原作に忠実という点だと思うのだけど
第一作目にあたるこの作品はそうでもない
原作ではイケメンという設定の佐清は
映像作品だと何故か捨て犬っぽい人が演じることが多いけど
西島秀俊さんは犬系かつイケメンで大変美味しゅうございました
加藤あいはとっても美人なんだけど髪型が似合ってなかったのが残念
佐清と珠世の並びで見るならこの作品が個人的ベストですいまのところ
ドラマ版(鶴太郎版)
ちらっとしか見た記憶がないけど
松竹梅を佐兵衛の妾に、珠世を全くの血縁外に、
極めつけは犯人の変更という大胆なアレンジが印象的だった
まあ確かに、3佐を孫ではなく息子、しかも兄弟と勘違いしてる人はたまに見るしな
松子奥様だけが何故か方言丸出しという謎の演出
DSゲーム
水墨画タッチが世界観にマッチしている
マルチエンディングで推理を間違えるとびっくりな顛末が楽しめる
またしてもブラック静馬降臨
小夜子が美人すぎてつらい
自分の中のビジュアルイメージに多大な影響を及ぼした作品
漫画(JET版)
原作:市川版犬神家 その2
ちょいちょい挟んでくるほのぼのカットのせいでコマ割のテンポが悪い
JETさんは好きな作家さんですが、女性が男前すぎるという
オリジナル作品では最大の長所が、横溝作品では致命的な欠点となってしまうので
個人的にはちょっと嵌らないなあという感想
漫画(長尾文子版)
耽美ーな絵柄が横溝作品にマッチング?
シナリオが恐ろしいくらいに原作に忠実なのと
絵が、昔の耽美小説の挿絵調なので
漫画というよりは絵巻物を見ているような印象
着物の描き方がとっても綺麗!
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